日本電機工業会によりますと、エアコンや洗濯機など白物家電の昨年度1年間の国内出荷額は2兆5244億円で、前の年度と比べて2.4%減少して2年ぶりのマイナスとなりました。

▼コロナ禍の時期に拡大した家電の買い替え需要の反動が続いていることや
▼旅行や外出などのサービス消費を重視する消費者の行動が影響したのではないかと分析しています。

製品別では
▽冷蔵庫が4299億円で前の年度と比べて3.6%減少したほか
▽洗濯機が3942億円で1.4%
▽エアコンは7819億円で1.1%、それぞれ減少しました。

一方、全体が落ち込むなかでも外国人旅行者の購入が下支えする形で
▽ドライヤーは12.3%
▽電気シェーバーは9.1%
それぞれプラスとなりました。

日本電機工業会は「今年度・2024年度は、賃上げなどを背景に消費マインドはある程度回復するとみているが、コロナ禍の買い替え需要の反動はさらに続きそうだ」としています。

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