お盆の帰省シーズン。親戚の子どもや孫たちにお小遣いをあげる新たな風習が広まりつつあるという。「お年玉」ならぬ、「お盆玉」だ。
紙製品メーカーのマルアイ(山梨県市川美郷町)が20代以上の男女4812人を対象とした調査で、「お盆玉を知っているか」聞いたところ、「知っている」27.2%、「知らない」72.8%だった。年代別の大きなばらつきはなかったが、「知っている」と回答したうちの55.5%が女性で、男性よりも認知度が高かった。
お盆玉を知っている人のうち「今年の夏にあげる」予定がある人は約3割。あげる相手で最も多かったのは「親族の子ども」60.6%で、「自分の子ども」57.5%、「孫」50.8%が続い。一方で、「親」45.8%や「自分の兄弟姉妹」40.8%、「祖父母」40.3%など、相手が大人のケースも少なくない。
金額は1000円までのちょっとしたお小遣い感覚の人が多いが、「親族の子ども」以外に対しては、「1万円以上」あげる人が2割を超えた。中でも「親」は29.1%で最多だった。「お盆玉」には「子ども」中心の「お年玉」とは違った側面もあるようだ。
お盆玉をあげる目的は「相手の喜ぶ顔が見たい」が多く、あげ方は「現金をぽち袋に入れて手渡す」が60.0%で最多だったという。
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