液体窒素で再生医療用細胞を凍結保存する容器(岩谷産業提供)

 岩谷産業が再生医療用細胞の凍結保存へ、産業ガス事業で培った技術の転用を進めている。マイナス150度以下の液体窒素で細胞を凍結する技術や、ドライアイスで保管する方法を実現。今後成長が見込まれる再生医療分野に参入し、将来は凍結した細胞の「低温物流(コールドチェーン)」を担う構想を掲げる。  再生医療の産業化を目指す拠点「中之島クロス」(大阪市北区)が6月29日、開業した。参画した企業には製薬会社や再生医療ベンチャーが連なるが、その中に岩谷産業の名前がある。子会社がオフィスを構えており、凍結技術や細胞培養に用いるガス供給を通じて、入居企業の研究をサポートする。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。