出前館は最大50億円の自社株買いを実施する

出前館は12日、最大50億円の自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株式を除く)の16.66%にあたる2200万株を上限に買い付ける。同社の2024年8月期の営業損益は55億円の赤字となるものの、25年8月期は黒字転換を見込んでおり、株主還元の充実をはかる。

買い付け期間は24年7月16日から25年4月10日まで。取得した株式は原則消却する。同社は黒字化に向けて業績が順調に推移しており、成長投資に必要な現預金も十分に確保したとしている。現状の株価水準は将来の収益性が十分に織り込まれずに割安な評価とみており、今回の自己株式取得を決めた。

12日発表した23年9月〜24年5月期の連結決算は最終損益が50億円の赤字(前年同期は106億円の赤字)となり、赤字幅は縮小した。売上高は前年同期比1%減の381億円、営業損益は51億円の赤字(同107億円の赤字)だった。

24年8月期の業績見通しについては従来予想を据え置いた。売上高は前期比1%減の510億円、最終損益は33億円の赤字(前期は121億円の赤字)を見込む。

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