インバウンドの増加で免税売上高が好調だ(東京都中央区の松屋銀座店)

松屋は12日、2025年2月期の連結純利益が前期比14%増の30億円になる見通しだと発表した。従来予想を16億円上回り一転増益となる。インバウンド(訪日外国人)客の増加に伴って免税売上高の伸びが期初の想定を上回る。

売上高は16%増の480億円、営業利益は68%増の50億円の見通し。それぞれ45億円、25億円上方修正した。円安の追い風も受け、高級ブランドのバッグや財布、時計や宝飾品といった高額品が好調で業績拡大をけん引する。

同日発表した24年3〜5月期の連結決算は、売上高が前年同期比24%増の117億円、純利益が2.3倍の7億2400万円だった。インバウンドに加え国内富裕層からも高額品の需要が堅調だった。

「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。