ヨンドシーホールディングス(HD)が11日発表した2024年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比5%増の5億2500万円だった。アパレル事業で出店費用などがかさみ営業減益になったものの、投資有価証券の売却益で純利益は増益を確保した。

売上高は1%増の96億円、営業利益は25%減の5億4200万円だった。

事業別ではアパレル事業の売上高が9%増の61億円、営業利益が10%減の4億600万円だった。総合衣料店「パレット」の新規出店が増収に寄与した。ブランド衣料品の開発といった取引先からの受注も増えた一方、店舗数拡大に伴う費用を補えなかった。

宝飾品「4℃」などブランド事業の売上高は10%減の35億円、営業利益は35%減の2億4900万円だった。不採算のブライダル専門店を縮小し、売り上げが落ちた。

25年2月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は4%増の410億円、純利益は23%増の16億円を見込む。

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