水晶振動子メーカーのリバーエレテックは19日、2024年3月期の連結業績予想を下方修正し、最終損益が1億6400万円の赤字(前の期は8億9300万円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想は3億5900万円の黒字だった。スマートフォン向けの需要回復が想定以上に遅れて売上高が落ち込み、マレーシアの生産子会社解散に伴う清算費用などが負担になった。最終赤字は5年ぶり。
売上高は前の期比20%減の54億円(従来予想は62億円)、営業利益は同99%減の800万円(同3億4500万円)、経常利益は同95%減の5600万円(同3億円)を見込む。マレーシア子会社の清算のほか、子会社の青森リバーテクノ(青森市)の車力工場(青森県つがる市)も閉鎖して費用負担が膨らんだ。同工場は旧世代の水晶振動子を生産していた。
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