財務省が3日発表した2023年度の一般会計決算概要によると、国の税収は72兆761億円(従来見込み額69兆6110億円)となった。22年度の71兆1374億円を上回り、4年連続で過去最高を更新した。歴史的な円安などを背景に好業績の企業が相次ぎ、法人税収が大きく伸びた。

税収の大半を占める基幹3税(所得税、法人税、消費税)はいずれも昨年11月時点の見通しから上振れした。特に法人税は、3月期決算企業の納付額が増えたことで5月実績が前年同月比1.4倍に急増し、全体を押し上げた。

財務省=東京都千代田区

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