東明工業は小型船向け波揺れ軽減装置「ARG45T」を発売した(3日、愛知県知多市)

航空機の組み立てなどを手掛ける東明工業(愛知県知多市)は3日、小型ボート向けの波揺れを軽減する装置を発売したと発表した。代理店を通じ、主要市場である米国を含め全世界に販売する。2024年8月期は船の揺れ抑制装置全体で約100台を販売し売上高で約6億円を目指す。29年8月期までに60億円に拡大させる計画だ。

発売した「ARG45T」は全長7〜9メートル程の小型艇向けで、設置や修理は基本的に代理店が担う。回転する物体が回転軸を保とうとする「ジャイロ効果」を利用して波の揺れを抑える仕組み。23年9月に設立した米国フロリダ州にある販売会社などを通じて、主要顧客である海外の富裕層への販売を拡大する。

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