ソニーGは安定してキャッシュを稼ぎ出す体質が評価された

格付け会社ムーディーズ・ジャパンは2日、ソニーグループの格付けを「A3」から「A2」に1段階引き上げたと発表した。A2に戻るのは2009年以来。格付け見通しは「ポジティブ」から「安定的」に変更した。音楽やゲームなどエンターテインメント事業を中心に、安定してキャッシュを稼ぎ出す体質を評価した。

ソニーGの25年3月期の連結営業利益(国際会計基準)は、前期比5%増の1兆2750億円になる見通しだ。需要の根強い音楽やゲーム、半導体画像センサーが伸びる。エレクトロニクスから継続課金を軸としたエンタメ事業に収益の軸足を移し、前期は前の期の4倍を超える1兆3732億円の営業キャッシュフローを稼いだ。

ムーディーズは「テクノロジー(技術)とエンタメを中心に多様化した事業モデルで、あらゆる主要分野で市場をけん引する地位を確保している」と評価する。規律ある資本配分などを支えに、強固なバランスシートが維持されるとの見解も示した。

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