長野市内を走る長電バスの車両

長電バス(長野市)は長野県内に移住して同社に就職した運転手に、支度金として100万円を支給する制度を始めた。5年以上勤務する意思を持つ運転手を対象とする。県内の大型二種免許保有者が限られるなか、他地域からの呼び込みを強化して人手確保につなげる。

おおむね2年以上連続して長野県外に居住していた人が、県内に移住する場合が対象となる。大型二種免許を持っていない場合は支給額が70万円になるが、免許取得費用は全額同社が補助する。月額3万円を上限に家賃の半額を補助する制度も利用できる。

長野県内はバスの運転手不足が深刻で、県と長野市がそれぞれ人材確保に取り組むバス会社向けの財政支援事業を実施している。長電バスは両方の事業を活用し支度金を充実させた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。