大正製薬ホールディングス(HD)は2日、上原茂氏が1日付で社長に就任したと発表した。前社長で茂氏の父の上原明氏は退任した。

大正製薬HDは23年11月にMBO(経営陣が参加する買収)を発表。24年1月にオーナー家の上原茂氏が代表を務めていた大手門(東京・豊島)によるTOB(株式公開買い付け)が成立した。

7月1日付けで大手門が大正製薬HDを吸収合併し、新たに「大正製薬ホールディングス」と社名を変更した。吸収合併により旧大正製薬HDが消滅し、それに伴って上原明前社長は退任にいたったと会社側は説明している。

上原茂氏は2000年に大正製薬に入社。11年に大正製薬ホールディングス副社長、12年、事業会社の大正製薬社長に就任した。

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