横浜ゴムは杭州市の工場の移転拡張により現地のEV需要拡大に対応する

横浜ゴムは1日、約367億円を投じて中国に乗用車用タイヤの工場を拡張すると発表した。生産能力は1.5倍の年900万本を予定する。中国では電気自動車(EV)の販売が好調で、需要を取り込む。

杭州市などの都市再開発によるもので既存の工場を移転し、新たに杭州市内に建設する。2024年12月末に着工し、26年春ごろの生産開始を目指す。EVや利益率の高い多目的スポーツ車(SUV)向けのタイヤを現地向けに生産する。

中国ではEVなどの新エネルギー車(NEV)の販売が増えている。調査会社マークラインズによると、中国の5月の新車販売(乗用車のみ)に占めるNEVの比率は49%で過去最高だった。中国でのタイヤ供給能力を高め、現地の需要に対応する。

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