鴻池運輸は1日、インドのグループ会社カルナメディカルデータベース(ハリヤナ州)が企業の海外駐在員向けにオンライン健康相談サービスを始めたと発表した。食生活やメンタルヘルスなど日常的な悩みについて日本人医師と相談できる。本業の物流事業にとどまらず、医療関連サービスを充実させる。

オンライン健康相談のYOKUMIRU(東京・渋谷)と組み、サービスを始めた。全世界の日本人駐在員とその家族が対象になる。250人以上の日本人医師が相談に乗る。パソコンやスマートフォンから24時間利用できる。サービスは法人契約となり、価格は従業員数など企業ごとに異なる。

鴻池運輸は医療分野に注力しており、国内医療機関の院内物流や器材の洗浄滅菌などを手がける。近年はインド事業にも力を入れ、6月には現地の医療器材の滅菌会社を買収した。カルナメディカルデータベースは2013年設立で、医師や病院情報をデータベース化し、日系医療企業のインド進出を支援している。

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