ファーストリテイリングが11日に発表した、ことし2月までの半年間のグループ全体の決算は、前の年の同じ時期より
▽売り上げが9%増えて1兆5989億円
▽最終的な利益が27.7%増えて1959億円となり、
いずれもこの時期として過去最高となりました。

これは、出店数の伸びとともに認知度が高まっているヨーロッパやアメリカなどでの販売が好調だったほか、東南アジアでも機能性の高い肌着などの需要が高かったとしています。

一方、中国では、暖冬の影響や消費意欲の減退などで販売が伸び悩んだこともあり、店舗網や販売戦略の見直しを進める方針です。

また、国内では、ユニクロ事業の既存店の売り上げが冬物の需要が高まらなかったことなどから、前の年の同じ時期より3%余り減少しました。

柳井正会長兼社長は、11日の記者会見で「やっぱり報酬は残念ながら減っているので、買い控えして当然なのではないか」と述べ、消費の動向を注視する考えを示しました。

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