計測機器や制御システムを手掛けるアズビルは、タイの工場で太陽光発電設備を導入したと発表した。海外工場での導入は初めて。使用電力の10%を再生可能エネルギーに置き換える。同工場で太陽光発電設備を増やし、製造工程の脱炭素化を進める。
導入した設備の出力規模は624キロワット。二酸化炭素(CO2)の年間排出量を、2022年の排出量の約25%に相当する312トン減らせるとしている。
同社は芙蓉総合リースが出資するSSGTと電力購入契約(PPA)を結んだ。設置や運用、メンテナンスはSSGTが担うため、アズビルは初期費用を抑えられる。アズビルは使用量に応じてSSGTに料金を支払う。
アズビルはこれまでも国内の工場や配送センターで100%再生エネを利用するなどCO2削減に取り組んできた。工場などでの使用電力を減らすほか、排水の水質管理をするなどして環境負荷を下げる。
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