市民の足として定着した宇都宮LRT(ライトライン)。24年度は子育て世帯への支援を手厚くする(宇都宮市内)

次世代型路面電車、芳賀・宇都宮LRT(ライトライン)を運行する宇都宮ライトレール(宇都宮市)は25日、2024年3月期決算と25年3月期予算を市議会に示した。23年8月26日の開業以来、利用者が想定を2割程度上回るなど運賃収入が好調で前期は8361万円の経常黒字を確保した。

一般企業の売上高に当たる営業収益は鉄道事業で7億3916万円だった。通勤通学用定期券の販売額は約2億円。買い物客ら正規運賃での乗客が多かった。

初の通年営業となる25年3月期は運賃を含む収入全体で11億円強を見込む。経費も増えるが税引き前利益は1億4400万円の見通し。子育て世帯に配慮して大人1人の運賃で同乗できる幼児を3人に1人増やした。運転士・技術職員などを数人採用する。

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