屋島山上に設置された電動スクーター「WHILL Model S」(イースト提供)

高松市の観光地・屋島で交流拠点「やしまーる」を運営するイースト(東京・千代田)と香川日産自動車(高松市)は、山上散策の新たな移動手段として4輪電動スクーターの貸し出しサービスを始めた。運転免許は不要で誰でも簡単に利用でき、体力などに不安がある高齢者らの活用も見込んでいる。

近距離モビリティー製品の製造販売を手がけるWHILL(ウィル、東京・品川)が開発した電動スクーター「WHILL Model S」を1台導入した。ハンドルが付いており、車や自転車と同じ感覚で運転操作が可能。勾配のある坂道や未舗装の場所も走行できる。料金は1時間あたり500円で、予約は不要だ。

高松市内や瀬戸内海を一望できる屋島山上には、連日多くの観光客が訪れる。ただ駐車場から展望スペースまでの道のりには坂道なども多く、高齢者らには悩みの種になっていた。

同様のサービスは2023年11月に期間限定で実施していた。利便性を評価する声が多かったこともあり正式導入した。今後は需要に合わせて複数台を用意することも検討する。

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