みずほフィナンシャルグループ(FG)は24日、中国での証券会社の新設に向けた申請が中国証券監督管理委員会(CSRC)に受理されたと発表した。今後認可されれば傘下のみずほ証券が全額出資の子会社を設立する。中国企業が発行する社債を引き受け、投資家に販売する債券ビジネスを検討している。
2023年11月に証券会社設立の申請を届け出ていた。今後は認可や開業前の検査などのプロセスに入る。認可の取得や開業の時期については未定という。
開業後は主に中国企業などの債券の引受業務と、中国の債券市場でのセールス&トレーディング業務を手掛ける方針だ。
中国は米欧に次ぐ規模の資本市場のフィープール(手数料総額)があり、人口や経済成長率の面から見ても魅力が高く、みずほFGは「さらなる市場の拡大が期待される」とみている。
同社はこれまで中国では銀行業を中心にビジネスを拡大してきたもののアセットビジネスには限界がある。資本市場の成長も見据え、現地で証券会社を設立する必要があると判断した。
【関連記事】
- ・みずほFG、低採算の海外取引解消 PBR1倍超えに布石
- ・みずほFGの24年3月期、純利益22%増 金利収入が拡大
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。