大倉工業は21日、中国銀行、百十四銀行など株主8社が大倉工業株計102万9700株(自己株式を除く発行済み株式総数の約8%)を売り出すと発表した。政策保有株の削減の一環で、投資家層の拡大や流動性の向上につなげる。
株式の売り出しに伴う需給悪化を緩和するため、25億円、120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の9.92%)を上限とした自社株買いを併せて発表した。取得期間は8月1日から2025年6月20日まで。
同社は23年12月期に純利益が最高になったものの、PBR(株価純資産倍率)は1倍を下回る。株主還元と資本効率の改善を図る。
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