ハチベイクルーが展開する「焼とりの八兵衛」(福岡市)

福岡市を中心に飲食店「焼とりの八兵衛」を展開するhachibei crew(ハチベイクルー、福岡県糸島市)は、5年で国内外100店舗の出店を目指す。全国チェーンの焼鳥店「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループが資金や人材供給の面で協力し、「八兵衛」ブランドの海外展開を加速する。

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ハチベイクルーは、中価格帯の焼鳥店を福岡市や東京・六本木など国内で8店舗を展開し、海外では米ハワイとベトナム、フィリピンにも計5店舗を構えている。新たに出店する100店舗のうち、9割をアジアを中心にした海外とする方針で、米国本土への進出も目指す。

出店拡大に伴い、調理担当者の育成も強化する。焼き鳥の炭焼き技術を厨房で教える研修「YAKITORI アカデミー」をエターナルと企画し、外国人も含め海外店舗で活躍できる人材を増やす。

「焼とりの八兵衛」は豚バラ串をざく切りキャベツに載せて提供する博多定番スタイルを貫く

両社は5月、協業に向けた基本合意を締結しており、資本業務提携も近く行う予定だ。ハチベイクルーが主に調理技術やブランドを担い、エターナルが経営ノウハウを提供する。

八島且典社長は「日本の『YAKITORI(焼き鳥)』の海外進出は、すしなどと比べて出遅れている。迅速に取り組んで世界へ広めたい」と語った。

「焼とりの八兵衛」は焼き鳥の焼き方にこだわる(福岡市)

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