旧村上ファンド系がエクセディの大株主となった(大阪府寝屋川市のエクセディ本社)

アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏の親族などが自動車部品メーカー、エクセディの株式の5.46%を取得したことが17日、明らかになった。村上氏側が17日付で関東財務局にエクセディ株の大量保有報告書を提出した。保有目的の中で「状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行う」としている。

大量保有報告書によると村上氏の長女である野村絢氏と旧村上ファンド系の投資会社「シティインデックスイレブンス」(東京・渋谷)がエクセディ株を共同保有している。5月29日から6月10日にかけて、市場取引などで発行済み株式の5.46%に当たる265万5400株を取得した。

エクセディは5月27日に自動車部品大手アイシンとの資本関係の解消を発表。アイシンはエクセディの発行済み株式34.5%を保有していたが、全株式を売却する方針を明らかにしていた。

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