ティアフォーはいすゞ自動車やスズキなどから85億円を調達した

自動運転システムの開発や導入支援を手掛けるティアフォー(名古屋市)は17日、85億円の資金調達をしたと発表した。いすゞ自動車やスズキなど4社が第三者割当増資を引き受けた。調達した資金は特定の条件でシステムに全ての操作を任せる自動運転「レベル4」に対応した車両開発体制の強化などに充てる。

事業を拡大する段階の「シリーズB」の一環として資金調達した。いすゞと大成建設、三菱商事、スズキが増資を引き受けた。いすゞは4社で最大となる60億円を出資した。

ティアフォーは2015年に発足。名古屋大学や産業技術総合研究所などが開発した自動運転車向けの基本ソフト(OS)「オートウエア」の利活用を進めている。世界の企業と連携して精度の高い自動運転を開発できるのが強みだ。

ティアフォーは非上場だが、今回の増資で時価総額は1000億円に上った模様だ。

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