全国のニトリや島忠でタオルのリサイクル回収を始める

ニトリホールディングスは17日、全国のニトリや島忠で消費者の使用済みタオルのリサイクル回収を始めると発表した。油や汚れをふき取る布きれ(ウエス)として、自社を含む国内外の工場などで再活用する。サステナビリティー(持続可能性)の取り組みの一環で、買い物に使えるポイントも付与することで買い替え需要を取り込む。

7月8日〜9月1日の期間限定のキャンペーンとして実施する。全国のニトリや「ニトリEXPRESS」「デコホーム」「島忠」「島忠ホームズ」「ニトリホームズ」の全787店舗が対象となる。サイズや持ち込み枚数は制限しない。他社のタオルも回収可能とする。

6月17日〜9月1日に対象店舗で合計3000円以上タオルを購入し、キャンペーン期間内に不要なタオルを持ち込んだ客にはニトリポイント200ポイントを付与する。

1月29日〜3月3日に関東の一部店舗で不要なタオルを回収したところ、237人から約4200枚が持ち込まれた。さらなる資源循環につなげるため、対象を全国に拡大した。「家に未使用のタオルがあり、保管場所に困る」「ホテルのように色や柄をそろえたくても、買い替えるきっかけがない」といった消費者の声に対応する。

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