「IIJ電子@連絡帳サービス」では児童の様子などをチャットで共有できる

インターネットイニシアティブ(IIJ)は17日、クラウド上の連絡サービス「IIJ電子@連絡帳サービス」を長野県松本市が採用したと発表した。発達障害などを抱える児童を対象とする特別支援教育分野において、保護者や保育士、教員間での情報連携を後押しする。

「IIJ電子@連絡帳サービス」はチャット機能を中心とするサービスで、高齢者向け在宅医療などでの情報共有に使われてきた。同じ仕組みを使い、児童の発育状況や学校での様子を複数機関で共有できるようにした。

従来は乳幼児期から小学校へ入る際、児童に関する情報が共有されにくいという課題があった。紙ベースからオンライン上での連絡に切り替えることで、特別支援教育に携わる複数の関係者が円滑に支援できるようにする。松本市は継続的な支援を提供できる体制を整備するため、4月に「松本市インクルーシブセンター」を開設している。

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