トップカルチャーが13日発表した2023年11〜24年4月の連結決算は、最終損益が2億1800万円の赤字(前年同期は2億4400万円の赤字)だった。当初計画していた不採算店の撤退延期や経営改善などで、23年12月時の想定より3億2400万円上回った。

売上高は前年同期比5%減の97億円。レンタル事業の縮小や不採算店の閉店で減収となったが、3月に開業した仙台泉大沢店や書籍の電子商取引(EC)サイトの売り上げは好調に推移しているという。24年10月期の通期予想は従来予想を据え置き、売上高で前期比6%減の177億円、最終損益で8億6600万円の赤字(前期は13億円の赤字)とした。

13日、21年10月期を最後に廃止した株主優待制度の再導入も発表した。保有株式数1500株以上で保有年数1年未満の場合、2000円分の図書カードを贈呈する。「蔦屋書店に足を運ぶ機会につなげてほしい」(同社)としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。