社会福祉法人の久盛福祉会(秋田県由利本荘市)は運営する介護施設で情報通信技術(ICT)を本格導入した。秋田県の補助金を活用し、施設利用者の睡眠状態を一元的に把握できる機材を導入した。夜中など巡回しなくてもモニターで利用者の状況を判断できるようになり、介護現場の職員と利用者の負担軽減につなげる。

久盛福祉会が運営する介護老人保健施設「あまさぎ園」(由利本荘市)とグループホームの計109床のベッドに導入した。パラマウントベッド製の「眠りスキャン」というシステムで、ベッドのマットの下にセンサーを設置し、利用者の睡眠状態や呼吸数、心拍数などを確認できる。

マットの下にセンサーを設置し、利用者の睡眠状態を確認する(秋田県由利本荘市)

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