山田醸造は野菜不足などに悩む若い世代向けの新商品を開発した

味噌やしょうゆの製造・販売を手掛ける山田醸造(新潟市)はこのほど、同社の発酵技術と地元の規格外野菜をメインに使用した新商品を発売した。タマネギやトマト、ニンジンといった野菜に特殊な米こうじを加えて開発した。

「ブレッド ディップ コージー」と名付けた。パンに塗るほか、魚や肉料理のソースにしたりスティック野菜に付けて食べたりするなど様々な料理に使える。

味噌やしょうゆを購入する年齢の中心的な層は60代以上と高い。山田弥一郎社長は新機軸の商品について「30代や40代など比較的若い世代にも手にとって食べてほしい」と話す。

野菜を同社の発酵技術で加工しており、保存料は一切含んでいない。廃棄の恐れがある大きさや形状などが規格に合わない野菜も使用した環境配慮型の商品でもある。同社のウェブサイトや新潟市北区の店舗で販売している。

山田醸造は日清戦争より前にあたる明治24(1891)年に創業した老舗。現在の山田社長は初代の弥惣治(やそうじ)氏から数えて六代目にあたる。

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