関西電力は5日、高浜原子力発電所(福井県高浜町)3、4号機の蒸気発生器を取り換えると発表した。一部で経年劣化が起きており、リスクの芽を早めに摘み取る「予防保全」の一環となる。蒸気発生器は原発の主要機器の一つで、原子炉圧力容器でつくった高温高圧の水を用いて蒸気を発生させる。その蒸気でタービンを回し、発電する。
関電によると蒸気発生器の伝熱管で腐食割れが起きたり、配管の厚みが薄くなったりしているという。工事期間は3号機が2026年6〜10月、4号機が26年10月〜27年2月。取り外した蒸気発生器を保管するための建屋も設ける。
大型機器の点検や保修に使っていた建屋についても手狭になってきたため、別に新設する。24年10月から工事に入り27年1月に終了する見込みだ。
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