次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)と北海道大は5日、半導体産業を通じた科学技術力の向上と人材育成を目的とする包括連携協定を締結した。ラピダスは北大内に、試作品を評価・分析する拠点を今年中に設置し、来年4月に運用を開始する。
拠点は既存の建物内の専用エリアで、30~40人体制。原子レベルで膜や境界面を分析し、設計通り作れるように開発過程に反映する。学生が見学できる機会をつくり、将来の半導体産業を担う人材を北大に呼び込む。ラピダスが実務家教員を派遣して講義したり、北大の最新研究を社員が学んだりすることも想定している。
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