内田洋行は4日、2024年7月期の連結純利益が前期比5%増の67億円になる見通しだと発表した。従来予想を7億円上回り、一転増益になる。企業のデジタル投資の拡大に伴い、米マイクロソフトの「マイクロソフト365」など企業向け業務クラウドの導入・運用支援が好調に推移する。年間の1株配当は210円(前期は190円)と従来予想から20円増やす。

売上高は10%増の2720億円と、従来予想を170億円引き上げた。新型コロナウイルス禍の収束に伴う出社回帰の流れを受け、会議室の予約管理システムの販売や働きやすいオフィス空間を提案する事業が伸びる。

同日発表した23年8月〜24年4月期の連結決算は売上高が12%増の2009億円、純利益が14%増の67億円だった。フリーアドレスを導入する企業が増えており、オフィス内の社員の位置情報を可視化するサービスの販売が伸びた。

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