世界の半導体メーカーでつくる業界団体「WSTS」は4日、世界の半導体の市場規模について最新の予測を発表しました。
半年前の予測から上方修正し、市場規模は金額ベースで6112億ドル余りと、去年と比べて16%の増加を見込んでいます。
生成AIの普及を背景にAI関連の需要が拡大していることを受けて、上方修正の幅は2.9ポイントとなりました。
特に、AIの運用に使うデータセンターの設備投資の拡大で、「メモリ半導体」は去年と比べて76.8%増加する予測となっています。
一方、来年、2025年の予測も新たに発表し、市場規模は6873億ドル余りと、ことしと比べて12.5%増加する予測となっていますが、AI関連の需要の急拡大の反動で、伸び率は前の年と比べて鈍化する見通しです。
WSTS日本協議会は「EV=電気自動車向けの半導体については一時的に需要の鈍りが見られるものの、今後は成長が見込まれる。生成AI関連が市場をけん引する傾向は今後も変わらない」としています。
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