中央技術研究所(横浜市)に建てる新棟のイメージ

ENEOSホールディングス(HD)は中央技術研究所(横浜市)に新たな研究棟を設けると発表した。これまで15ほどの棟に点在していた研究室・執務室などの研究機能を新棟に集約し、研究者同士の交流機会を増やす。水素や合成燃料などの次世代燃料で革新的な技術開発につなげることを狙う。

2026年度の完成を目指す研究棟は4階建てで延べ床面積は約2万平方メートル。中央技術研究所に所属するほぼ全員にあたる約500人が勤務する予定。投資額は明らかにしていない。

既存の研究棟の一部は継続して利用する。石油製品や素材などの研究も従来通り続ける。ENEOSHDは需要が縮小する石油に代わり、水素など脱炭素につながる燃料の供給を新たなビジネスに育てようとしている。

【関連記事】

  • ・米ハネウェル、ENEOSに水素技術を提供 日本の基地向け
  • ・ENEOSや三菱商事など、マレーシアでCO2貯留検討

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。