浜田酒造の工場からトレーラーに芋焼酎などを積み込んで出荷した(5月31日、いちき串木野市)

浜田酒造(鹿児島県いちき串木野市)は焼酎類のインドへの輸出を本格的に始める。米穀卸のアスク(山形市)と組み、12日に北九州市の門司港から芋焼酎や麦焼酎など約1万本をコンテナで輸送する。コンテナ単位でインドに焼酎を輸出するのは国内初という。

インドへ輸出するのは本格芋焼酎「だいやめ」や輸出専用の「DAIYAME40(フォーティ)」、麦焼酎「隠し蔵」、クラフトジン「樹々」の4商品。7月にインドに到着する予定で、8月から現地でイベントなどを開いて販売していく計画だ。

インド向けに輸出する浜田酒造の4商品

輸送保管費に加えて関税や販売店・飲食店での税金などがかかるため、現地での販売価格は日本の5〜6倍程度を見込む。浜田酒造は「インドは人口が多く、ウイスキーやジンなど蒸留酒の消費量も多い。同じ蒸留酒の焼酎との親和性が高い」とみている。

アスクはインドの酒類製造販売大手ADS(ハリヤナ州)と提携し、同国への酒類や加工食品の輸出に取り組んでいる。

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