インターアクションは3日、スマートフォンなどのカメラに使う半導体画像センサー向け検査装置を生産する熊本事業所(熊本県合志市)を改修すると発表した。洗浄や組み立てといった工程を自動化して生産を効率化する。6月中に着工し、2025年9月に操業を始める予定。スマホカメラの高機能化などで中長期的に高まる検査需要を取り込む。
熊本事業所はカメラのレンズ部分を再現し、画像センサーが決められたスペックを発揮できているか検査する「瞳モジュール」を生産する。生産工程への自動製造設備の導入に伴う改修へ向け、熊本県や合志市と立地協定を締結する。改修にかかる金額は約2億円。
合志市ではソニーグループが半導体画像センサーの新工場を4月に着工したことを明らかにしている。製造装置の搬入時期は今後の画像センサーの需要拡大に合わせて判断するとしている。
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