「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイは累進配当を導入する

持ち帰り弁当の「ほっかほっか亭」を運営するハークスレイは3日、配当方針を変更したと発表した。連結配当性向の目安を20%とする従来方針を転換し、毎年の配当額を維持または増額する「累進配当」を導入する。足元の業績は堅調だが、PBR(株価純資産倍率)は3日時点で0.61倍にとどまる。1倍超えをめざし、株主還元を強化する。自社株買いも検討する。

2024年3月期の年間配当は24円で、連結配当性向は27.7%だった。25年3月期の年間配当予想は26円とする。当面は減配をせず、28年3月期には35円まで増やしたい考えだ。

28年3月期を最終年度とする4年間の中期経営計画も発表した。純利益を24年3月期比56%増の25億円、売上高は54%増の720億円に高める。4年間の累計で178億円の成長投資枠を設け、加工食品分野を中心にM&A(合併・買収)に120億円を振り向ける。これにより、物流・食品加工事業の売上高比率を24年3月期の33%から28年3月期には42%に引き上げる。

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