半導体用化学薬品のトリケミカル研究所が31日に発表した2024年2〜4月期の連結決算は、純利益が前年同期比18%減の8億1200万円だった。国内や台湾向けに、メモリー用材料などの需要が落ち込んだ。

売上高は1%増の32億円、営業利益は24%減の6億6400万円だった。中国向けの販売が前年同期の2.9倍に伸びたものの、利益の目減りを補えなかった。

売上高が前期比32%増の148億円、純利益が51%増の37億円とする25年1月期通期の業績予想は据え置いた。「前の四半期(23年11月〜24年1月)からは(需要が)回復しつつある」(鈴木欣秀取締役)としている。

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