3〜4月にかけて長野県や新潟県、栃木県で計3カ所の介護事業所を開いた(写真は新潟県糸魚川市の施設)

エフビー介護サービスは28日、2029年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度の連結売上高は24年3月期比で45%増の150億円を目指す。売上高のうち10億円はM&A(合併・買収)による増収を見込む。重度障害者介護の分野にも進出する計画だ。

営業利益と介護事業所の新設によって交付される補助金収入の合計は29年3月期で10億円を計画し、24年3月期から46%増やす。主力の介護事業では需要が高まる高齢者向けのグループホームや訪問介護の拡大を狙う。

現状は手がけていない障害者介護にも参入する。特に居宅介護と重度訪問介護の事業展開を計画する。「まず自社での運営を考えており、その場合は長野県内から始めるのが有力」(同社)という。案件があれば障害者介護でもM&Aを検討する。

同社は有料老人ホームやグループホーム、福祉用具レンタルの事業所を信越、北関東で計122カ所運営する。これまでもM&Aによって事業エリアを広げてきた。22年にはシルバーアシスト(東京都多摩市)を買収し東京に進出した。23年にスマートケアタウン(長野県岡谷市)も子会社化。それまで拠点がなかった岡谷市に事業を広げた。

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