リコージャパンは生成AIを教育現場の労働環境の改善につなげる

リコーの国内販売会社であるリコージャパンは生成AI(人工知能)で、小中学校の教員を支援する取り組みを始めたと発表した。学習指導要領などのデータを生成AIを使って収集、教師が授業計画の策定に必要な情報を簡単に調べられるようにする。

東京都狛江市の小中学校の一部で6月中旬から、3カ月間の実証実験を始める。教員は授業計画を策定する際、学習指導要領などを参考にするが、資料が膨大で必要な情報を調べるのに時間がかかるといった課題があった。

新たな取り組みでは生成AIを活用し、チャット形式の対話で教員が授業の到達目標をどこに設定すればいいかなどの情報を調べられるようにする。情報収集にかかる時間を短縮することで、働き方の改善につなげる。

小中学校では教員の長時間労働の是正が課題となっている。リコージャパンは、実証実験の結果をもとに将来の事業化を目指す構えだ。

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