カルビーと日本食品製造はシリアル商品の販売で協力する

カルビーは29日、シリアル製造販売の日本食品製造(札幌市)と業務提携したと発表した。日本食品製造の商品をカルビーが扱うなどまずは販売面で協力する。カルビーはオートミールやコーンフレークの商品群を増やし、シリアルの販売拡大につなげる。

カルビーは「フルグラ」などのシリアル商品を展開する。オートミールは2022年から取り扱いを始めた。一方、17年にコーンフレークの販売を取りやめており、商品数の充実が課題だった。オートミールで高いシェアを持つ日本食品製造はカルビーとの提携で販売増を見込む。

シリアルは新型コロナウイルス禍で市場が拡大したものの、新型コロナ禍後は伸び悩んでいる。業界団体の日本スナック・シリアルフーズ協会(東京・中央)によると23年のシリアル出荷額は前年比3%減の583億円、新型コロナ禍の21年と比べると6%減となっている。

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