道路舗装大手の鹿島道路は29日、国と西日本高速道路、阪神高速道路から請け負った計9件の舗装補修工事で、契約に反し再生材料を混ぜたアスファルトを使っていたと発表した。本来は新品のみを使うことや、再生材の配合具合が契約で指定されていた。

 鹿島道路によると、違反が見つかったのは、佐賀県の国道や山陽自動車道、福岡県の八木山バイパス、阪神高速道路で行った工事。2022年5月以降に完成した工事や、工事期間中のものが含まれる。

 NIPPO(東京)による契約違反問題を受け、同様の事案がないか調べていた。国土交通省と道路会社には今月28日に報告した。

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