NTTデータは27日、マレーシアの決済代行大手GHLシステムズを買収すると発表した。約360億円を投じ、全株式を取得する。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域ではスマートフォンの普及によりモバイル決済の利用が増えている。買収でASEANでのモバイル決済や関連システム構築などの事業拡大を目指す。
GHLはマレーシア証券取引所に上場している。NTTデータはまず、6月上旬をめどに200億円強でGHLの大株主が保有する58.7%の株式を取得する。その後、TOB(株式公開買い付け)を実施し、全株を取得する。
GHLはマレーシアやフィリピン、タイに計48万台以上の決済端末を展開し、キャッシュレス決済や公共料金の収納代行などを提供している。NTTデータはASEANではマレーシアとベトナムで決済関連事業を展開してきた。GHLの買収でマレーシア事業を拡大し、フィリピンとタイなどASEAN市場も開拓する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。