トヨタ自動車が、国際オリンピック委員会(IOC)と締結している最高位スポンサー契約を今年夏のパリ五輪を最後に更新しない方向で調整していることが27日、分かった。今後は選手への直接の資金提供や、障害者競技への支援を通じたスポーツ振興に力を入れる。

トヨタは2015年にIOCと最高位スポンサー契約を締結し、資金支援や五輪開催期間中の移動手段の提供などを行ってきた。契約期間は24年までの10年間で、21年に東京五輪も開催されたことから、一定の役割を果たしたと判断した。

トヨタは、同時に期限を迎える国際パラリンピック委員会(IPC)との最高位スポンサー契約は続けたい意向で、支援の在り方についてIOCやIPCと協議する。ラグビーや野球など約30チームの運営も継続する方針だ。

トヨタ自動車のロゴマーク(EPA時事)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。