九州電力は27日、定期検査中の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)で、非常用の電動補助給水ポンプ1台が自動的に機能しなくなったと発表した。ポンプに電気を供給する部品を交換し、約4時間半後に作動を確認した。社内の保安規定で定める「運転上の制限」を逸脱したため、原子力規制庁や県に報告した。周辺環境への影響はないとしている。

九電によると、2台ある電動補助給水ポンプは蒸気発生器への給水機能が喪失した際に水を送って原子炉を冷却する。部品の不具合が原因とみて詳しく調べている。

玄海4号機は6月28日まで定期検査を予定している。今回の事象が定期検査終了の時期に影響するかどうかを確認している。〔共同〕

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