京浜急行電鉄は26日、久里浜工場(神奈川県横須賀市)に親子を招き、車両や鉄道設備に親しんでもらう「京急ファミリー鉄道フェスタ2024」を開いた。抽選で選ばれた約2400人の親子が来場し、車両前での記念撮影や車内アナウンス体験などで休日を楽しんだ。
沿線への子育て世帯の誘致、定着をめざす「京急グループ子育て応援方針」の一環だ。新型コロナウイルス禍の時期を除き、入場者を絞らずに同様のイベントを開き最大2万人を集めていたが、今回は初めて親子だけを対象にした。
京急は2023年10月から、ICカード利用時の小児運賃を全線均一75円(羽田空港2駅利用時は25円加算)にした。駅トイレへのおむつ台設置なども進めており、沿線に住む子育て世帯の増加をめざしている。
横浜市から参加した男子小学生は車掌のアナウンス体験に「台本」無しで挑み、詳しい乗り換え案内を車内に響かせた。「京急は一番好きな鉄道。乗り換えは事前に調べておいた」と笑顔を見せた。
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