「バーガーキング」を展開するビーケージャパンHDは6月から店舗社員の給与を平均11.6%上げる

「バーガーキング」を展開するビーケージャパンホールディングス(HD)は24日、店舗で働く社員を対象に賃上げを実施すると発表した。ベースアップ(ベア)で平均11.6%上げる。全店舗社員を対象にしたベアの実施は2017年の同社設立以来、初めて。待遇改善で社員の意欲向上や優秀な人材の確保につなげる。

対象は店長などとして店舗で働く社員221人。6月分の給与から上げる。同社は足元で国内で約220店展開しているが、28年末までに600店まで拡大する目標を掲げる。出店増加に合わせ店舗社員を200人募集するとしており、賃上げで採用競争力を高める。

人手不足が深刻化している外食では賃上げが相次いでいる。日本マクドナルドホールディングスは4月に正社員約2500人を対象に定期昇給とベアで4%の賃上げを実施したほか、モスフードサービスは正社員と嘱託社員約650人を対象に平均8%の賃上げに踏み切った。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。