日本航空(JAL)系の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンは24日、累計搭乗者数が5000万人を突破したと発表した。2012年7月の運航開始以来、約11年11カ月で達成した。国内のLCCではANAホールディングス系のピーチ・アビエーションが23年4月に12年3月の就航から約11年1カ月で達成したのに続き2社目。
23日の成田発新千歳行きの夜間便で累計搭乗者数が5000万人を超えた。24日の記念式典で片岡優社長は「約12年間、大きな事故も起こさなかったことで市場に受け入れられた。今後も安全を最優先に既存のネットワークを維持拡大したい」と語った。
ジェットスター・ジャパンはJALやオーストラリア航空大手カンタスグループなどの合弁企業として11年9月に設立された。12年7月に国内線の運航を始め、15年2月には国際線も就航した。
現在は22機が日本で稼働しており、国内線は16都市を結ぶ19路線、国際線はアジア3都市とつなぐ5路線が運航する。JALが50%、カンタスグループが33.3%、東京センチュリーが16.7%をそれぞれ出資している。
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