VRを使ってマンションの実際の間取りを体感できる(東京都豊島区の「三井のすまい 池袋サロン」)

三井不動産は21日、仮想現実(VR)技術を使った新築マンションの次世代型モデルルームを報道陣向けに公開した。VRゴーグルを装着することで、実際の間取りを再現した空間を歩くことができる。本物の家具を使った従来型のモデルルームに比べて自由度が高い。今後、利用できる拠点を順次増やしていく。

「三井のすまい 池袋サロン」(東京・豊島)に導入した。巨大な発光ダイオード(LED)のビジョンを壁と床に配置して窓からの景色や家具などを投影し、VRゴーグルをつけて歩くことで間取りを再現した空間を体感できる仕組みだ。VR上に表示される家具の配置を変えることも可能で、実際の生活をイメージしやすくなるという。

1号物件として、2025年7月竣工予定の「パークホームズ上板橋」(東京・板橋)の案内に導入した。

従来のモデルルームでは標準タイプの部屋を用意して、顧客に実際の生活をイメージしてもらうことで購入につなげていた。VR技術を活用することで、様々な間取りの部屋をその場に再現できるほか、1カ所のモデルルームで複数のマンションを販売することも可能だ。モデルルームの設営や撤去にかかるコストを抑える効果も見込める。

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