ナガセヴィータの機能性色素事業が入る藤田工場(岡山市)

バイオメーカーのナガセヴィータ(岡山市)は21日、写真や印刷など産業用に使われる機能性色素事業について、グループ企業のナガセケムテックス(大阪市)に統合すると発表した。両社は化学品販売の長瀬産業の全額出資子会社。同じく子会社で顕色剤などを手がける福井山田化学工業(福井県坂井市)もナガセケムテックスと統合する。ケミカル事業を集約して競争力を高める。

2025年4月から段階的に統合する。ナガセヴィータで機能性色素の開発や製造などに携わる社員約30人は転籍となる。藤田工場(岡山市)内にある拠点は残す。長瀬産業グループは「ケミカル技術の融合による開発強化、生産や人財育成の効率化で持続的な成長につなげる」としている。

ナガセヴィータは24年4月に社名を林原から改めた。

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