ispaceが26年に打ち上げる月着陸船のイメージ=ispace提供

INCJ(旧産業革新機構)が月面輸送サービスのispace(アイスペース)株式の一部を売却したことが20日分かった。INCJが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有比率は5.41%から4.35%に減少した。INCJは活動期限を2025年3月めどとしており、段階的に売却している。

INCJは17年に日本政策投資銀行などの共同投資家とともに、アイスペースの第三者割当増資を引き受け、事業の成長資金として35億円を上限とする出資を決定した。アイスペースは23年4月に東証グロース市場へ上場。23年9月末時点の株主をみると、INCJの持ち株比率は7.44%で3番目だった。

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